マンガwiki

虫ん坊

TezukaOsamu.net/jp > マンガwiki > ザ・クレーター

ザ・クレーター


ストーリー紹介

  • 画像をクリック
  • 怪奇、サスペンス、ミステリーなどの連作短編シリーズです。
    自分の進路に迷っていた少年が、八角形の館に行くと、もういちど別の人生がやり直せるという、第2話「八角形の館」や、それぞれに罪を抱えた3人の男女が、どこからともなく聞えてくる鈴の音に、自分の罪を責められて苦しむという、第8話「鈴が鳴った」など。
    ハッピーエンド、アンハッピーエンドはさまざまですが、どれもふしぎな余韻の残る短編ならではの醍醐味をもった作品群になっています。
  •  

電子書籍

キャラクター


  • オクチン

    ナンシー

    熊隆一

    佐藤栄作

    ユカリ

    手塚

    みどり(ザ・クレーター)

    カン太郎

    チクワナ

    ウィリアム・フロスト・ウイリー
UP

wiki

  • 解説

    1969/08/10-1970/04/01 「少年チャンピオン」(秋田書店)読切連載

    創刊当時、隔週刊だった少年向けコミック雑誌「少年チャンピオン」に、毎回1話完結の読み切り形式で連載された作品です。
    「ザ・クレーター」というタイトルに特に意味はなく、各エピソードにも、内容的なつながりはありません。
    しかし、多くのエピソードにオクチンという少年が登場し、連作としての統一感もあり、連作としても成功したシリーズでした。
    手塚治虫は、この作品とほぼ同時期に、青年誌に『空気の底』(1968-1970年)という連作短編のシリーズを連載中で、青年誌と少年誌、双方に向けての手塚治虫のメッセージの違いを読みくらべてみるのも興味深いものがあります。 解説の書き込みはこちらから
UP
UP
UP

サブタイトル

  • 1 二つのドラマ 1969/08/10

    シカゴに住むもぐりの医者の娘ナンシーは、誰か素敵な人が自分をスラム街から連れだして、どこか遠くに連れて行ってくれないかと空想するのが好きだった。 ジムはそのスラムに住む若者で、盗みもやる不良だが、なぜかある日、隆一という日本人のエリート青年になってシカゴに留学しにくる夢を見る。 隆一になったジムは、ナンシーに会い、一緒に旅に出ようと誘っているのだった。 ところがそこにジムが現れ、お互いに相手を夢の中の人物だと言い合い、喧嘩になってしまう。そして……。

    2 八角形の館 1969/08/27

    熊隆一は、進学かマンガ家になるかを悩む若者だった。そこに現れた老婆は、コインで将来を決めろと勧める。そして、もしやり直したければ八角形の館を訪ねれば、一度だけ人生をやり直せると言った。 隆一はマンガ家になりトントン拍子に成功するが、創作の壁に突き当たり悩む。 そして八角形の館を訪ね、今度はボクサーとしての人生を始めるが、やはりそこでも行き詰まり、もう一度マンガ家に戻ろうとする。すると……。

    3 溶けた男 1969/09/10

    佐藤栄作は大学の研究室で、米軍から依頼されたある化学薬品の研究をしていた。 研究で遅くなったある晩、やはり必死になって自分と似た研究をしている岡田という学生に会う。気になった佐藤がその学生を調べるが、なんと彼は戦争中に在籍した学生で、すでに死んでおり、軍のために恐ろしい溶解液の研究をしていた人物だとわかる。 佐藤は岡田の亡霊が何のために自分の前に現れたのかに気づき、米軍のための研究を止めようと決心するが……。

    4 風穴 1969/09/17

    主人公"ぼく"と酒井一夫はふたりともレーサーでライバルで、そして同じ部屋に住んでいた。"ぼく"は等身大の人形のユカリをマスコットにしていた。レースでも車に乗せて走った。ユカリを愛していたのだ。しかし酒井はそれが気にくわない。 とうとう、富士でのレースの後、ふたりは富士山の風穴で話し合うことになった。そして言い争ううちに、ユカリは風穴の中の深い所に落ちてしまった。 ふたりは洞窟の出口が分からず、風穴の中をさまよったが、酒井が出口を見つけてくれて助かった。やはり友達はありがたい……だが酒井だとばかり思っていたのが実は……。

    5 墜落機 1969/10/01

    架空の国の未来の話。オクノ・リュウイチ三等空曹は、敵基地襲撃で敵機の銃弾を受けて無人島に不時着し、そこに隠れていた。 だが国では、兵士たちの士気を上げるため、オクノは敵基地に体当たりして壮烈な戦死をとげたと発表した。 話はふくらみ、オクノはやがて空軍のカガミ、軍神となり、教科書に載り、記念碑まで出来てしまう。 そこにオクノがひょっこり帰ってきたので軍司令部は大慌てになる。彼らはオクノに言った、「もう一度、死んでこい!」と。そして、オクノは……。

    6 双頭の蛇 1969/10/15

    シカゴで薬屋をやっているキケロは、「双頭の蛇」と呼ばれるギャングのボスだった。 彼らは黒人を恐れ、憎んでおり、今また黒人の土木労働組合の委員長だったギレットを残酷に殺害した。 そんなキケロには、父の正体を知らない幼い息子がいた。 ギレットの息子は、そのキケロの息子に、父親は街で恐れられている悪人だと教え、それを聞いたキケロの息子は家出してしまう。 心配したキケロは、息子探しを黒人のバンキー警部に頼むが、そのために仲間から裏切り者として処刑されてしまう……。 ゲスト キケロの子分/アセチレン・ランプ

    7 三人の侵略者 1969/11/05

    凶暴な宇宙人の偵察隊が、別荘地に降り立った。 そこには、締め切りに追われて別荘で原稿を描いている手塚治虫もいた。 宇宙人たちは地球人の脱獄囚に姿を変え、手塚治虫の隣の別荘に侵入し、そこの一家を人質に取る。 彼らは手塚治虫を観察し、朝から晩まで図面をひいているから、大変な学者であると考え、手塚を襲って、知識を吸収するために脳を吸ってしまう。 ところがそのとたん、締め切りというものが、宇宙人たちを苦しめる事になり、そして……。

    8 鈴が鳴った 1969/11/19

    地方の温泉宿の3人の宿泊客が、露天風呂に入ると、決まって鈴の音が聞こえてくる。3人はそれぞれ鈴の音に、うしろめたい思い出を持っていて、鈴の音をとても嫌がった。 宿の主人は露天風呂に、鈴なんて無い事を確かめて、3人を納得させる。この宿の主人は大きなニシキヘビを飼っていて、生きた動物を餌として与えていた。 ある日、妻の飼っている猫が気に入らないからと、ニシキヘビの餌にしてしまうが、蛇の腹から、猫の首に付けた鈴の音が聞こえてくるのだ。男は良心に責められる。そして鈴の音の正体は?……。 ゲスト 元兵士の男/丸首ブーン 温泉宿の主人/ハム・エッグ

    9 雪野郎 1969/12/03

    奥野と佐々木はスキー選手権で一、二を争うライバル同士だった。 ふたりは毎年、あるロッジで一緒に練習をして、お互いの上達を見極めていた。 その年、遠くまで滑りに行ったふたりを、トラックが襲った。道もない場所にトラックが現れるわけがないのだが、それは、地元で「雪野郎」と言われている現象かもしれなかった。 そして再び襲って来たトラックと対決したふたりは、「雪野郎」の正体を知る……。 ゲスト 佐々木/佐々木小次郎

    10 オクチンの奇怪な体験 1969/12/17

    オクチンは喧嘩の強い中学生。30万円を貯めるために、なんでもひきうけ屋を始めた。 中学生のけんかの請負いならまだ良かったが、街角で会ったジョーダンという男から、女の子を預かって欲しいと頼まれる。 その子は北田悠子。すでに死んでいて魂だけの女の子だった。天国の準備が出来るまで、オクチンの体を借りるというのだ。 体は一つなのに、心は二つで、オクチンは大混乱。でもジョーダンの払う預かり料で30万円がたまるのだ。しかし、なぜオクチンはそんなにお金が必要なのだろうか……? ゲスト 秋田新聞社の社員/下田警部

    11 巴の面 1970/01/07

    双子の姉妹、巴姫と伏見姫がいた。巴姫は心は優しいが、顔は美しくはない。伏見姫は顔は美しいが、残酷な性格だった。 ふたりは豪族の本条忠道を愛したが、忠道が妻に選んだのは、巴姫だった。 うらんだ伏見姫は、計略を使って忠道に巴姫を殺させるが、伏見姫の顔に巴姫の顔が張り付き、伏見姫は狂って死んでしまう。そしてあとには巴姫のお面が残った……。 そんな伝説の「巴の面」を使って、オモチャのデザインを頼まれた手塚治虫は、イヤイヤ引き受けるが、やはり不吉な出来事が起こる。そして「巴の面」の行方は……。 ゲスト 手塚/手塚治虫 おもちゃ会社の社長/ヒゲオヤジ

    12 大あたりの季節 1970/01/21

    オクチンはとにかくついていた。テストは満点、財布は拾う、男子生徒の憧れの的クミちゃんを恋人にまでしてしまう。 不思議に思った番長が調べてみると、空き地の土管に秘密があった。土管は実は「時のパイプ」で、中に流れる河は時間を逆行しており、オクチンは、その河をさかのぼる事で過去にもどって、何度も失敗した事をやり直していたのだ。 番長とオクチンは、クミちゃんと仲良くなるために、互いに競って過去へ過去へとさかのぼっていったが……。

    13 ブルンネンの謎 1970/02/04

    P中学の陸上部は、真冬に御殿場の吹きさらしで、富士一周のトレーニングをするのだ。 みんなの楽しみは、坂の途中にあるブルンネンという喫茶店の、みどりという可愛い娘に会うことだけだ。 その日、オクチンは熱を出して倒れるが、ブルンネンで介抱される。若いマスターと話すうちに、みどりは、実は泉に棲む妖精で、マスターが人間の世界に連れてきたのだという。 みどりは、オクチンのために泉まで薬を取りに行くが、そこで父親に見つかり、とうとう父親はみどりを取り返すためにブルンネンへやってきた。そして……。

    14 紫のベムたち 1970/02/18

    電気も通っていない山奥の村に住むカン太郎は、知能が遅れた子供だった。 兄の隆は、娯楽がないので、カン太郎に桃太郎の話を語って聞かせていた。ある晩、隆が帰りの遅いカン太郎を探しに行ってみると、山の中で紫色した宇宙人たちが、変な装置でカン太郎から地球の情報を聞き出していた。 そのカン太郎の話す地球の情報というのは、何と隆が語って聞かせた桃太郎のお話だった。 機転をきかした隆は、翌日、カン太郎に、鬼が島の鬼は紫色の宇宙人で、核爆発で全滅したという作り話を教える。その話を聞いた宇宙人の反応は……。

    15 オクチンの大いなる怪盗 1970/03/04

    お父さんは失業し、自分は落第生で未来は無いと、やけくそになっているオクチンの前に、他人の未来を盗む大どろぼうという男が現れる。 男がくれた眼鏡をかけると、どの人間のお尻にも袋がぶら下がっているのが見える。その袋の中身が未来で、その袋を盗めば他人の未来が手に入るというのだ。 そしてオクチンと未来どろぼうのふたりは、世界一幸運な人物の未来を盗みに行くことにしたのだが……。

    16 生けにえ 1970/03/18

    2000年前のメキシコ、マヤ帝国。今、まさに生けにえになろうとしている少女が、あと10年生きて、幸せな家庭を作りたいと神に祈る。 願いは叶い、少女は現代の日本の海岸に流れ着き、日本の青年と恋をして結婚する。 ふたりは互いにはげましあい、困難を乗りきって子供も生まれ、幸せな家庭が築けたと思った、その時がちょうど10年目だった。少女は再び神の前に……。 ゲスト 手塚/手塚治虫

    17 クレーターの男 1970/04/01

    ウイリアム・フロストは蒸気を吹き出すと言われる月のアルフォンズス火山を調べていた。ところが、事故でウイリアムは断崖に宙づりになったまま身動きが取れなくなってしまう。 乗ってきたアポロは地球へ帰り、宇宙服の酸素は無くなり、ウイリアムは死んだはずだった。だがアルフォンズス山から時々出るガスに当たると、ウイリアムはしばらく生き返れるのだった。 そんな事を繰り返して長い年月がたち、ウイリアムが生き返っている時にやっと地球のロケットを発見する。ウイリアムは助けを求めるが……。

UP

アニメ

  • この作品は、アニメ映像化されておりません。
  •