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空気の底


ストーリー紹介

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  • ちっぽけな地球の表面でうごめく人間たちの、欲望や絶望を鋭く切り取った短編シリーズです。
    人種差別主義者の白人が、知らぬ間に黒人の臓器を移植され、その証拠を消そうとする話(第1話「ジョーを訪ねた男」)や、人類絶滅後の地球で、自動の生命維持装置だけで赤ん坊から大人に成長したふたりの男女の悲劇を描いた、シリーズ最終話「ふたりは空気の底に」など、文明批判的なテーマの作品が多いシリーズです。
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電子書籍

キャラクター


  • ウィリー・オハラ大尉

    ピエール・オータン

    スティーブ・ディクソン

    漫画家

    外山義治

    ロザ


    田所満男

    ロバンナ

    ジョウ

    みどり(空気の底)

    我掘英一
         
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  • 解説

    1968/09/25-1970/04/11 「プレイコミック」(秋田書店)読切連載

    青年コミック雑誌「プレイコミック」に月1回連載された作品です。
    ジャンルにこだわらず、SF的な話からサスペンスタッチのホラーまで、そのつどコマ割りも絵柄も変えながら、さまざまなテーマの物語が展開しています。
    この作品を連載していた時期は、手塚治虫が主宰していたアニメ製作会社・虫プロダクションの末期のころで、手塚治虫もその労働争議などに巻きこまれたりと、困難な暗い時期が続いていました。
    しかし創作の意欲は衰えず、手塚治虫自身もたいへん好きなシリーズでした。
    「空気の底」というシリーズタイトルは、地球の表面、つまり空気の底にへばりついて生きる人間を意味しています。 解説の書き込みはこちらから
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  • レビュー

    あっちょんぶりけ  さん  オススメ度:★★★★☆   2015/04/09
    『ザ・クレーター』も思わず背筋がゾッとする話が詰まって居て面白い作品でしたが、此の『空気の底』も御気に入りです。一話一話が読み切りの短篇集で有りながらも、何れも内容の濃く読み甲斐の有る物語ばかりです。個人的には『カタストロフ・イン・ザ・ダーク』が好きで背筋がゾッとしますが、サスペンスの様な展開が魅力的です。

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サブタイトル

  • 1 ジョーを訪ねた男 1968/09/25

    ベトナム戦争で戦死した黒人兵のジョーの臓器をもらって生き延びたオハラ隊長は、南部の出身で、人種差別主義者だった。 彼は、自分の体内に黒人の臓器がある事を秘密にするために、その事を知っているジョーの家族をハーレムに訪ねるが……。 ゲスト 将軍/レッド公

    2 夜の声 1968/10/25

    青年社長の我堀は、やり手で仕事の鬼だったが、だだ一つ風変わりな道楽を持っていた。日曜だけ乞食になって道に座っているのだ。誰にも干渉されず、行き交う人々を見るのが彼の勉強でもあった。 ある日我掘は、家出した若い女を助け、女は乞食の我堀のほったて小屋で生活するようになる。まじめで心が美しい彼女が気に入った我堀は、女を自分の会社に入社させ、奥さんにしようと考えるのだが……。

    3 野郎と断崖 1968/11/25

    フランスの西海岸に、「妄想の崖」と呼ばれる切り立った崖があった。 その崖は穴だらけで、風がふくたびに古代楽器のような音を奏で、人間にあらぬ妄想を見させる……。 監獄から脱走した男が、この崖に逃げて来た。パトカーのサイレンを聞いた男は、通りがかった家族連れを人質に取り、崖下へ逃げるが、崖の上では警官の話し声や、男を説得する警官の声が聞こえる。 男は行き場のない崖の中腹から逃げる事も出来ず、家族連れを殺害し、崖の上の警官隊に突入するが……。 ゲスト ピエール・オータン/丸首ブーン

    4 グランド・メサの決闘 1969/03/10

    西部の町にすむスティーブは18歳になった。 そこへ、父を殺したガンマン・マクラウドが町にやってきた。 スティーブは、制止する母親をふりきってグランド・メサでマクラウドと決闘をするが、親指をつぶされて、命からがら町に逃げ帰る。 銃ではマクラウドを殺せないと知ったスティーブは、東部へ行き、必死で勉強して法律家となって帰ってくるが……。

    5 うろこが崎 1969/06/10

    取材のため、南紀州の小島の村に行った手塚治虫は、うろこが崎の伝説を聞く。 昔、網元の嫁が、村の若い衆とできてしまい、怒った網元がふたりをうろこが崎の穴の中に閉じ込めた。何年か経って、その穴から人間の大きさの魚が2匹釣れた、という話である。 そんな時、現代のうろこが崎の穴に、子どもが落ちてしまう。子どもを助けるために、ある会社が機械を提供したが、手塚治虫の調べでは、そのあたりの海にはその会社の工場から毒物が流れ込んでいた。そして……。 ゲスト 私/手塚治虫

    6 暗い窓の女 1969/07/10

    大学生の外山は、妹とふたり暮らしで、妹が働いて兄の学資を出していた。 ふたりは兄妹だが愛し合っていた。外山は、妹の勤めている会社のビルの窓から、妹の姿を見つめ、ふたりの間の壁の厚さを実感していた。 そして、妹の会社の専務が、妹を気に入ってプロポーズした時から、外山の精神は危険な状態になっていった……。 ゲスト 警部/下田警部

    7 そこに穴があった 1969/08/10

    ヤクザを殺して森へ逃げこんだ男が、たまたま小型飛行機の墜落事故に遭遇して、怪我人と出会った。 男はその怪我人を放置することができず、病院まで運んであげて輸血の血まで提供してしまった。 そして一夜明けると、男はマスコミに取り上げられ、有名人になってしまっていた……。

    8 わが谷は未知なりき 1969/09/10

    嵐の夜に、谷に男がやって来た。谷には父と息子と娘の一家3人が住んでいた。 一家はもう何代も谷から出た事が無かった。息子は、自分たちは宇宙移民の実験のためにここで暮らしている、と父から説明されていた。 谷の外から来た男は、その家の娘と恋愛関係に落ちるが、谷を追い出される事になり、それに付き添った娘は、初めて谷の外を見た。そこは……。

    9 猫の血 1969/10/10

    地方の映画館にフィルムを届けて回る男がいた。ある地方で、化け猫映画が妙に受ける所があった。そこでは猫が信仰されていたのだ。 男はその地方の農家の美しい娘を嫁にもらい、東京で暮らすが、娘は都会暮らしになじめず、ノイローゼ気味になり、東京が火の海になると言いだすしまつだった。 しかし、実はそれは動物的なカンであったのだ。中・ソの対立から東京に核爆弾が飛来したのである。男は旅行に出ていて助かるが、彼女は……。

    10 電話 1969/11/10

    大沢優は学園闘争の闘士だ。今もバリケードをはって、仲間と大学の校内にたてこもっている。 そこに、寺山博子という女性から電話がかかる。彼女は自由の無い女子寮住まいで、さみしい女性だった。 大沢は彼女に自由を得るために学校と戦うべきだと言い、デートの約束をした。 ところが約束の日時に行ってみると、代理の女性が来ており、寺山博子は1ヵ月前に死んだという。 だが、寺山博子からの電話は、いまだに大沢のもとへ毎晩かかってくるのだ。そして、彼女と本当に会える日がやってきた……。

    11 カメレオン 1969/12/13

    盛岡化学に勤める月間は、カメレオンのように変わり身の早い男だった。 役員に信頼されていた彼は、ある女から産業スパイを頼まれ、会社から機密書類を盗み出した。 その書類には、動物の知能を上げる新薬の化学方程式が書かれていた。 書類を渡すために、離れ小島に行った月間は、そこで女の意外な正体を知る……。

    12 カタストロフ・イン・ザ・ダーク 1970/02/14

    深夜放送のディスク・ジョッキー田所満男は、ある晩、局へ向かう途中、自分に声をかけてきたファンが、その瞬間、マンホールに落ちるのを目撃した。 しかし田所は、関わり合いになるのが面倒だったため、そのまま放送局へ行ってしまった。 その後、そのファンが死んだというニュースが田所の耳に入り、良心に責められた田所は、放送中も彼女の幻覚に悩まされるようになる。

    13 ロバンナよ 1970/03/14

    大学時代の悪友の小栗を南伊豆に訪ねた手塚治虫は、世間とのつきあいを断った小栗が、メスのロバを可愛がっていることを知る。 その晩泊まった手塚は、小栗の奥さんがロバを殺そうとするのを止めた。 奥さんが言うには、小栗は動物の方が好きな変態だと言う。しかし小栗は、自分の実験の失敗によって、奥さんとロバの心が入れ替わってしまったためだと言うのだった。その実験とは……。 ゲスト 手塚/手塚治虫

    14 ふたりは空気の底に 1970/04/11

    ある熱帯魚の水槽に、愛し合う2匹のグッピーが棲んでいた。だが水槽にタバコの吸殻が落ちただけで、2匹は死んでしまった……。 19XX年、核戦争が起こり人類は滅びる。しかし、万博会場に展示された宇宙旅行用ユニット・カプセルの中で、男女ふたりの赤ん坊がスクスクと成長していた。 ふたりは狭いカプセルの中で大人になり、愛し合うようになる。だが、ふたりはカプセルの外の世界が気になり、外へ出てみたいと思うようになった。

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アニメ

  • この作品は、アニメ映像化されておりません。
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