↑左より、松原アトム(ハンドルネーム)さん、
石之博和さん。


 4月某日、東京・品川の「アイマックスシアター」にて、大型映像作品『ASTROBOY鉄腕アトム 10万光年の来訪者・IGZA(イグザ)』の関係者向け試写会が行なわれました。これは、大型スクリーン向けの新作アニメーションで、日本初のフルアニメーション大型映像作品です!

 『虫ん坊』では、この試写会にファンクラブ会員の方2名を招き、実際に大画面の迫力を体験していただきました!

 


◆ストーリー◆
アトムや同級生達を乗せた宇宙船ガリレオU世号。行き先は土星の衛星・タイタンである。宇宙旅行に心をときめかせる子供達。
ところが、タイタンへ到着したアトム達を迎えたのは、何者かからの攻撃だった。そこにいたのは、機械生命体・イグザ。ウィルスに体を侵されているイグザは、自分の中にアトムを取り込んで治療し、その後人間を滅ぼそうと考えていた。
人間を守るため、イグザと戦うアトム。お茶の水博士をはじめ、美しい少女ユナ、ウラン、子供達が見守る中で、アトムは最強の敵に挑む!


今回の『ASTROBOY鉄腕アトム 10万光年の来訪者・IGZA(イグザ)』試写会は、関係者向けの完成披露を目的としたものです。
会場には、手塚プロダクションのスタッフはもちろん、作画やCG制作など、作品に関わった他社スタッフの皆さんも大勢招待されています。また、会場には津村まことさんをはじめ、TVの『ASTROBOY鉄腕アトム』でおなじみの声優さんたちの顔も。
もともと大型スクリーン向けに制作された作品ですが、これだけの会場で実際に上映されるのを観るのは、皆はじめて。このせっかくの機会を見逃せない!と考えた「虫ん坊」では、さっそくレポート記事のネタにさせてもらいました(笑)。
視界いっぱいに広がった、見上げるようなアイマックスのスクリーンは大迫力!ここで上映される作品は約50分と、TV番組よりも長め。
午前9時45分からという、試写会としては異例の早さでスタートした上映でしたが、お忙しい中2人のファンクラブ会員の方が参加してくださいました。以下はお2人の感想です。


↑品川プリンスホテルにある、IMAXシアター。
試写会はこちらで行われました。


ファンクラブ会員 石之博和 さん
大画面でとても迫力がありました。
宇宙ステーションや宇宙船のCGが効果的に使われていて、CG ならではの立体感がありました。
冒頭の画面一杯に宇宙ステーションの円形のかたちが現れるところは構図的にも見事。
大画面にも関わらず作画も細部まで丁寧に描かれていました。
子供達のキャラもよく活躍していました。 タマオ君があんなにメカに強いとは!
敵ロボットも手強く、ようやくやっつけたと思ったらお約束の復活。しつこくていいですね。
最期の解決策も原作のイメージをよく伝えていました。エンディングの絵もパステルトーンがきれいでした。


ファンクラブ会員 松原アトム(ハンドルネーム) さん

まずアイマックスシアターのスクリーンの大きさに驚いた。
迫力ある宇宙船の映像はただ画面が大きいだけでなく細部もよく描かれていた。

おなじみのキャラクターが久しぶりに顔をそろえて懐かしい。
ウランちゃんのおてんばぶりも、今一歩でまずいことになるかと思ったが警備ロボットにつかまって大事にはいたらなかった。

「ニュートリノ」という言葉が出てきて、作品の科学的な面を押し出している。
また相手のロボットが「コンピュータウィルス」に犯されるというのも現代的な演出でリアルさがある。

ロボットとのバトルシーンは迫力があったけれどアトムと1対1でちょっと物足りない感じもした。
お互いビーム砲などの武器によって爆音だけが耳に残る感じで体当たりしていくシーンがあまり記憶に残っていないせいかもしれない。

しかしこれはTVシリーズではないので、お決まりのテーマソングと同期して大勢の敵をバタバタとなぎ倒すクラシックな原作アニメと比べてしまうのは無理があるかもしれない。

ストーリーとしては大局的に人間とロボットの関係を壮大な宇宙空間と時間をまじえて物語にしていてアトムらしさを感じさせる作品で、ぜひ家族や友達とあらためて楽しみたいと思う。


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第1回募集期間: 2005年5月1日(土)〜24日(火)
レポート掲載: 虫ん坊2005年6月号
(5月号に掲載されなかった方にも7月号以降、掲載されるチャンスがあります)

★この募集は終了いたしました! ありがとうございました★