月の一大イベントといえば「バレンタインデー」!
1年の間でもっとも愛が芽生え、チョコレートが飛び交う日です(笑)。
手塚治虫が仕事中によくチョコレートを食べていたことは有名ですが、ここでは手塚マンガの中に出てくるチョコレートを集めてみました。

←『ブラック・ジャック/B・Jそっくり』より


↑『どついたれ』より


↑『すきっ腹のブルース』より


ずは手塚治虫の自伝マンガ『どついたれ』と『すきっ腹のブルース』から。

『どついたれ』は、大阪を舞台に、戦後の混乱を生き抜く人々を描いた作品。空襲で焼けた菓子工場でチョコレートをみつけた高塚修(手塚治虫)は大興奮!もちろん次のコマでは「うわ〜ッ」とむさぼり食べています。

 『すきっ腹のブルース』は、手塚治虫デビュー前後のお話で、いかに当時「すきっ腹」だったかを描いた作品。ちなみにこのコマは、進駐軍に食べ物をねだる子供たちを横目に、甘い物に思いを馳せているところ。切ない!
 何だかバレンタインとはかけ離れた雰囲気ですが、いずれも甘い物不足で、チョコレートが憧れだった時代のお話です。


次は『ヨッコちゃんがきたよ!』から。

おてんば少女・ヨッコは、ひょんなことからTVに脇役出演したところ、大人気に。
TV出演が家族にバレると怒られるので、「丘ヨシオ」という男の子として、芸能活動をすることになりました。
これはチョコレートのCMに出演しているところですが、なんともヒネリのないキャッチコピーですねえ…(笑)。


↑『ヨッコちゃんがきたよ!』より


↑『陽だまりの樹』より 


代劇『陽だまりの樹』にもチョコレートが出てきますよ!

とはいっても、ここでは「ショコラット」という飲み物。奥医師と西洋医学所頭取に就任した緒方洪庵が、眠気覚ましの興奮剤に飲んでいた物で、チョコというよりココアというべきでしょうか。そうそう、チョコではありませんが、『陽だまりの樹』といえば伊東玄朴がマコロンをバリバリ食べる名シーンも印象的です(笑)。


ートーヴェンの生涯を描いた作品『ルードウィヒ・B』に登場したのは、チョコサンデーです。

貴族の娘・マリアは、ベートーヴェンからピアノを習おうとしますが、音楽嫌いの父親に反対され、寝室に閉じ込められてしまいます。窓から脱走したマリアに泣きつかれたベートーヴェンは、彼女を行きつけの喫茶店に連れて行き、チョコサンデーをご馳走したのでした。そして、あっという間にご機嫌を直すマリア…ゲンキン!


 ↑『ルードウィヒ・B』より


後はやはりこのコマ!『ブラック・ジャック/本間血腫』のラストから。

さんざん苦労してハート型のチョコを手に入れたピノコ。しかしブラック・ジャックはバレンタインデーを知らなかった?!まあ、硬派なブラック・ジャックらしいといえばらしいですけどね。ハート型のチョコを食べるブラック・ジャック、見てみたいものです。

←『ブラック・ジャック/本間血腫』より


バレンタインネクタイ・キャンペーン
全国の手塚ショップ(初台店・台場店・京都店・天保山店・熊本店・記念館ミュージアムショップ)では、ネクタイを購入した方に「バレンタインデー限定パッケージ」でお渡しします。チョコレートのオマケつきです。

★現在は終了しています★