↑それぞれのサイトのトップ画像。
手塚先生のトレードマーク・“ベレー帽と眼鏡”のアトムがお出迎えです。

みなさま、お待たせ致しました!手塚治虫公式携帯サイトが au は9月16日(木)より、DoCoMoは9月21日(火)よりオープンします!そこで虫ん坊では、オープンが間近に迫ったサイトがいったいどんなサイトなのかいち早く紹介します!

【オープン日】

9月16日(木)「手塚治虫+ez」(au)
9月21日(火)「手塚治虫+ i」(ドコモ)
(ごめんなさい・・・、 Vodafoneへの対応はまだ未定なのです)

「手塚治虫 +ez 」と「手塚治虫+i」は手塚治虫のキャラクター達を満喫してもらえるサイトでありたい!マンガ作品を満喫してもらえるサイトでありたい!そして、何よりみんなが毎日楽しんでもらえるサイトでありたい!そんな願いを込めたサイトです。

手塚治虫が描いたキャラクターには、可愛らしいキャラから、かっこいいキャラなど、たくさんのキャラクターがいるのはみなさんもよく知っていると思います。でも、携帯ってテレビやPCより画面が小さい・・・。どうしたら、みんなに楽しんでもらえるかなぁ・・・。スタッフ全員たくさん、考えました。そして、思いついた!やっぱり携帯独自のキャラクター表現が必要なのだと!そして、造りました、携帯向けに! みんなが携帯で、時には待受だったり、時にはマンガだったり、時には発着信アニメだったりと色々なシーンで手塚キャラと一緒にいれるよう今も制作奮闘中です。なんだかもったいぶってるようですが、この後初公開になる携帯オリジナル設定の アトムとB・Jが登場しますよっ。

オープン間近で、みんなに楽しんでもらえるか、本当にドキドキですが、オープンしてからも、ずっとみんなに新しい発見をしてもらえるように頑張っていきます。応援して下さいねっ。

★虫ん坊では、次号からも制作現場などを記事にして、みなさんにお届けしていきます。お楽しみに! ★


●新キャラクター開発者にインタビュー!

「手塚治虫+ez」と「手塚治虫+i」で、携帯向けにあたらしくデザインしなおされたキャラクターたち。原画ともアニメーションとも違うこのキャラクター開発は、手塚プロアニメ部で作画を担当、『アストロボーイ・鉄腕アトム』では総作画監督・キャラクターデザインも手がけた瀬谷新二が担当しています。虫ん坊では、制作時の秘話なども含めて、いくつかの質問に答えてもらいました。


★瀬谷新二 プロフィール ★

1959 年 12 月 24 日生。東京都出身。 高校卒業と同時に手塚プロに入社し、TVスペシャルアニメ『海底超特急マリン・エクスプレス( 1979年放映)』、劇場用アニメ『火の鳥2772〜愛のコスモゾーン〜(1980年公開)』などの動画を経て、TVアニメシリーズ『鉄腕アトム』(1980年放映)で初めて原画を担当。最新作のTVアニメシリーズ『アストロボーイ・鉄腕アトム』ではキャラクターデザインと総作画監督を担当。


↑今回新しく描き下ろされたアトムの待受画像

――手塚プロに入られたきっかけを教えて下さい。
瀬谷:高校卒業時、手塚先生が、虫プロ倒産後、久々に本格的にアニメーションを作るということで、アニメーターの募集をしていた。
 自作の漫画とアニメーション作品を送り、応募したら、合格した。当時、某プロダクションに入社が決まっていたが、そっちを知らんぷりして、手塚プロに入ってしまいました。

――好きな手塚作品と手塚キャラを教えて下さい。
瀬谷: 「火の鳥」、「鉄腕アトム」、「ブラック・ジャック」。 キャラクターは「アトム」。手塚作品の世界の本質を背負っているような気がします。


↑ブラック・ジャックも
このとおり。
ケータイサイズです

――携帯電話の待受画像用ということで、特に工夫された点を教えて下さい。
瀬谷:小さい画面に「映える」わかりやすい表現、ですかね?

――携帯電話用のデフォルメに、もっとも合っている、と感じたキャラクターは誰でしたか?
瀬谷:「ブラック・ジャック」かな…。崩れていないキャラなので崩しがいがあったような…。

――逆に、このキャラクターはデフォルメしにくかった、というキャラクターがいましたら、教えて下さい。
瀬谷:「ピノコ」です。もともとデフォルメされているので…。困りました。

―― 制作時の秘話など、ありますか?
瀬谷: 「アストロボーイ」制作中に、落書きのつもりでテキトーに描いた S.D.アトムの絵を気に入ってもらえて、今回このお仕事をいただいたようです。

―― 手塚キャラクターを描く際に、気を付けていることなど、ありましたら教えて下さい。
瀬谷: 手塚先生の絵の持っている「品格」を崩さないこと。アニメーション用の絵にするために、立体化して、手塚先生の絵を、再構築するのですが、手塚先生の絵は完全な立体にならないので、必要に応じて「ウソをつきながら立体化」する。それがむずかしい。まともに「立体化」すると、キャラが似ないのです。

―― 最後に手塚ファンへのメッセージを。
瀬谷: 手塚先生が生涯を通じて残したメッセージを、大事に守りつつも、新しい時代性に合ったアニメーションを作っていきます。ご期待下さいませ。

―― お忙しい中、ありがとうございました。

今回ご紹介した待受画像のほかにも、いろいろ楽しいコンテンツでお送りする「手塚治虫 +ez」「手塚治虫+i」。
どうぞお楽しみに!